ズワイガニ漁の特徴、漁期と解禁時期
ここではズワイガニ漁について紹介していきます。ズワイガニ漁は、ズワイガニが獲れる時期(ズワイガニが旬の時期)に始まります。一般的にズワイガニが獲れる時期は細かい部分は異なりますが、大きく見て11月から翌年3月までとなります。この時期がそのままズワイガニの旬の時期に当てはまります。この時期は一番ズワイガニを美味しく食べられる時期ということですね。
そしてズワイガニの旬の時期が始まる11月初旬頃になると、ズワイガニ漁が解禁になります。その年々によって若干前後することもありますが、大体11月初旬にはズワイガニの漁は始まるのです。
11月から始まったズワイガニの漁期は、ズワイガニの旬が間もなく去る翌年3月後半頃に終わりを迎えます。ズワイガニの漁期が終わる時期も多少前後することはありますが、3月の後半には大体のズワイガニ漁は終わります。
しかし、このズワイガニの漁期の例は、富山県より西側の地域で獲れる雄ズワイガニに限るものです。実はズワイガニの漁期はどんな産地でも同じ時期というわけではないのです。ズワイガニの漁期は、地域や雄と雌によっても大きく異なっていることが特徴です。
以上で紹介したのは富山県より西側の地域で獲れる雄ズワイガニの漁期でしたが、同地域で獲れる雌ズワイガニの場合は11月初旬から翌年1月上旬までが漁期に適しています。地域によっては雄と雌で漁期が違っているので、ズワイガニの漁といっても一口には説明することができないのです。
しかし、新潟県より北側の地域で獲れるズワイガニの場合は、雄と雌でも漁期が同じ時期となっています。このように、ズワイガニの漁は非常に地域性の高いものであることがお分かりいただけるかと思います。
ちなみに新潟県より北の地域では、10月初旬から翌年5月下旬までがズワイガニの漁期と規定されていますから、富山県より西側の地域におけるズワイガニ漁とは様々な面で大きく異なったズワイガニ漁であることが分かります。
ズワイガニはどこで獲れるものも同じ、と感じる方々がほとんどかと思いますが、ズワイガニを獲る漁から見ても地域によって大きな違いがあるということを、是非この機会によく知っておいていただきたいと思います。
また、ズワイガニ漁は厳しい漁獲制限があることでも有名な漁となっているのをご存じでしたか?漁獲制限とは、ズワイガニを獲れる漁期においてもズワイガニを獲るためにかけられる制限のことです。
例えば、富山県より西側の地域では漁業者の自主規定によって、様々な漁獲制限が定められています。漁獲量の上限や禁止となっている漁区を規定したり、漁期を短縮すること、初産の雌ズワイガニは漁獲禁止であること、ミズガニは漁獲禁止であることなど厳しい規定がされた上でズワイガニ漁は成り立っているのです。
同じく新潟県より北側の地域におけるズワイガニ漁でも、甲羅の幅が90ミリ未満の雄や未成体である雌の漁獲は禁止されています。
このように、ズワイガニ漁は、漁期や漁における漁獲制限に地域性が高い特徴を持って毎年行われています。それだけ安全性も考慮されている漁なので、消費者である皆さんも安心してズワイガニを食べることができるんですよ。
これからズワイガニを食べるときには、ズワイガニ漁に関わる方々への感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。また、どんな地域でどんな時期に獲れたズワイガニなのかということを考えてみるのもおもしろいかもしれませんね。